京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

気道確保奏法

 いわゆる吹きにいくと、口から顔から、おまけに頭蓋骨ごと前へ出ていることがある。吹くで〜という意気込み満々なのだが、必死過ぎて音がひじょうに暑苦しくなる。それどころかこの必死状態を長時間続けると、気道が首の途中で折れ曲がる状態なので、肺を行き来する空気の流れが滞り、まさに必死、死にそうになる。今だから言うが、実は自室で稽古している途中、この状態で胸が苦しくなった事が一度ある。心臓とまるか、思たし。そんな命がけでこの気道確保奏法を編み出したので、覚え書き。首の後ろをスッと上に伸ばし、頭蓋骨を頚椎の上にポコッと乗せる。すると気道が確保されて息の流れがスムーズで、おまけに空気が頚椎から背骨を流れるように感じて涼しい音が出る。ただしポコッと乗せた頭蓋骨をそのまま固めるのではなくて、首も頭もどんどん動かしても良い。この方法は、笛を吹くときだけではなくて、パソコンやテレビの画面を見る時などにも有効。