京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

心身

ひと夏の経験

生まれて半世紀以上経つが、今夏、初めて夏バテを経験した。 感染症と熱中症を避けるために、昼夜問わず冷房がかかっている部屋で過ごしていたので、内臓ごと身体中が冷えてしまったようだ。お腹を触ると冷たくて弾力が無く、しくしく痛い。喉や鼻、口腔内、…

小山郷六斎念仏奉納公演

今年も下記の日程で、小山郷六斎会が芸能念仏六斎を上演します。 獅子と土蜘蛛やおサルも出ます。異界の雰囲気を味わいがてら、どうぞお参りください。 記 お精霊迎え 8月10日 上御霊神社例祭 8月18日夜8時過ぎ頃から 地下鉄鞍馬口駅東 屋外神楽殿 応…

嵯峨野六斎

阿弥陀寺さんの地蔵盆行事・嵯峨野六斎念仏を観に。いつもながら結願の、講員全員が揃って数種類の太鼓をたたかれる拍子は、原始のアフリカのサバンナを思い起こさせてくれる。腹の底に響く。ライブでないと感じることができない音波、空気の振動。途中遭っ…

鴨川納涼2017

当日は雷雨でどうなることかと思ったが、丁度わたくしたち京都横笛会かぐや姫連中の演奏前から空が安定し、無事終えた。今回の演奏会及びその稽古での改良点は、指の力感。ギュウっと押さえつけると折角の管(笛)の響きまで押さえつけてしまう。管を軽く持…

スポーツクライミング体験

女子大生になったフミちゃんの入学祝いを兼ねて、スポーツクライミング(ボルダリング)を一緒に体験した。まぁどんなことにも言えるが、観てるのとやるのとでは大違い!多分60歳代の男性イントラのお手本をみていると、すいすいのすいーっと簡単そうに登っ…

空の蓋

なんとなくノドがごろごろするな〜と感じていたら、花粉が飛び始めていた、らしい。ワセリンを鼻の穴の周りに塗り込め、マスクをするとそれ以上の症状は出ずに安定している。 ところで、最近のマイブームは「鼻の穴に蓋」奏法である。両小鼻の上にクッと力を…

梅林

御所の梅林とその周辺にて。春めいてきた休日。梅がほころんできた。 ぶらぶら歩きながら深い呼吸をしていると、身体各所の関節が緩み、筋肉もほころんでくる。蝋梅や白梅の香りを嗅ごうものなら、もうヘナヘナ。

新春、獅子舞参上 

こいつぁ春から縁起がいいねぇといった感じで、舞い、囃子ともに過不足を最小限にして披露できた、ような気がする。渡世(営業)と割り切る方がアガらずに淡々と対処できるなぁ。アガるというのは自分の虚栄心に操作されているということか。*以下は案内文…

能楽大連吟「高砂」案内

小春日和の下、無事、かどうかはアヤシイが、初地謡を終えた。紋付袴姿の仕舞いってカッコイイ〜ッ。ただ、立っているだけ、歩いているだけでもカッコイイのって、カッコイイ!目指したい様子。*以下、案内葉書より: 能楽大連吟は「謡」を通して古き良き日…

全国高校伝統文化祭

三回目の観覧となる全国高校生伝統文化フェスティバル。この種の文化祭に一体なんでフェスティバルと英語を使うのか、決めた役人たちのネーミングセンスを疑うが、当の高校生の素晴らしい発表に免じて今回も観に行った。各地の民謡の調べにノリノリ。この表…

笛吹き演芸忘年会

稽古歴が長い(けして古株とか大局さまなどと呼んではならぬ)奥方が揃った大奥に、まだ髭も生えやらぬ生贄(男子学生)二匹が紛れ込んでの演芸会忘年会となり、笛を通して世代を超えた交流を深めた。

気功体験メモ

三日三晩の出張、会議場と宿の缶詰状態から脱出したので、心身のメンテナンスのために中健次郎さんの気功講習会を受講。あらためて空気はじめ目には見えない、画像には映らない力(エネルギー)への信頼を深くした。自分で自分の身体をほぐし、観察していけ…

「深呼吸のレッスン」森田愛子(呼吸整体師)著

笛を始めて以来、改めて自分の身の程知らずさを知った。この場合の身というのは、身分とか能力とかの意ではなくて、字のまま「身体」という意味。身体を使うこと、つまり立つ、歩くなどの動作はもちろん、肝心な呼吸一つまともにできない。しかし呼吸を見直…

稽古とは

夜に、お謡「高砂」の全体稽古。100名くらい参加していたのだろうか?初心者ゆえ前から二列目のかぶりつき席に座ったので、後ろの様子が今一つ分からないが、後頭部には声の圧力を結構感じた。それにしても前から飛んでくる先生(能楽師)の声の圧は、わたく…

目指せ胴長

母の単。元は袷で白地だったそうだが、何かの用事で急遽単にして、くすんだ緑に染めたそうな。もう何十年も前の事。お彼岸も過ぎたのにまだ暑く、帯を結ぶ稽古をする気にもなれず、またもや母に着へてもらう。一方、数日前、女子大生が浴衣を着るのを手伝っ…

高砂稽古

[rakuten:bookfan:11505878:image] 能楽大連吟 高砂の初稽古。譜面を読むのが苦手なので、ひたすら先生(能楽師)が謡っている姿を見て聴いて、その後について謡う。門前の小僧ならぬ門前のおばちゃんである。西洋の合唱とは別物で、あまり口を大きく開けず…

淡々と

淡々と新幹線に乗り、淡々と東京へ日帰り出張。笛や謡いで呼吸を整えていると、淡々と、ということが徐々にできるようになってきたような気がする。ま、順調におばちゃん化、つまり開き直ってきた、とも言える。よし、この調子で。

笛ダブル

[rakuten:kimono-kobe:10000669:image] 昼間はデイサービスで、長寿のお祝い演奏(伴奏)と神楽舞(獅子舞ともどき舞)を披露した。もどき(酔っ払いの道化者)、大ウケ!バックに囃子が流れるだけで完全な無言劇だが、身振り手振りだけで、話の筋もお年寄り…

11弦ギターの音波

急遽開催が決まった、辻幹雄さんの11弦ギターの演奏を聴きに。各紙で報道された長崎の鐘-平和への祈り−ツアーと並行してつくられた、バッハの作品CDができたてのホヤホヤで湯気がたっていた。 辻さんは、わたくしの篠笛の師匠(原彰宏)や大師匠(鯉沼廣行)…

ゼストみんなの文化祭

お蔭さまで、無事ゼストみんなの文化祭での発表が終わった。あっ、着物の写真撮るの忘れた!しかし、笛はまぁまぁ普通に吹けたので、よしとする。何より、ぴーひゃらーとお囃子を吹き始めると、通りすがりの人たちが足を止めてくれ、もどき(酔っ払いの道化…

継続

森林作業セミナー20周年記念会。20年もの間、毎月、講義や山作業の準備と実施を無償で担ってくださっている主催の方々の尽力と、森林や山、川、土、太陽等から絶えることなく届くエネルギーを思うと、有り難さに胸が熱くなる。と同時に、自然の中で生活して…

小さな親切大きなお世話

意外と疲れていたのか、昼休みに汗をかきながら歯医者に行って、受付に診察券を出したら「・・こみちさん、、予約は明日です」とのこと。一瞬、なんのことがわからずアホみたいに、へ?と聞き返すと、「予約は、明日の24日です。今日は23日」と、噛んで含め…

気のせい?

炎暑のみぎり、昼間は地蔵盆で笛、夜は六斎で笛、のダブルヘッダー。汗でずくずくのヨレヨレのへろへろだが、笛は踊らずに立ったままで吹くだけやから、楽勝、とまではいかないが、まだいける。それに浴衣に帯をしているお蔭で、体幹がしっかりする。そして…

地元にて

汗だくで初日の公演、終了。何より特筆すべきは、稽古を始めて2年目の小1女児の太鼓。六斎ではたとえ生まれたてといえども、初舞台から笛鉦の囃子に合わせて、たった独りで四ツの太鼓を打つ。その小1女児は、彼女なりの諸般の事情があったのだろう、本番で打…

ガングロ

またしても伯母の着物と帯を、母に着せてもらうパターン。わたくし一人が着物を着るのに、一族総出の感がある。まぁ、それもある種の親孝行及びご先祖さん供養と思っておこう。有り難き幸せなのだが、いかんせん当の本人(わたくし)の顔が陽に灼けて真っ黒…

スケスケルック

夏に着物を着るのは初めて。和装版トリコロールカラーのマリンルック。それにしても着物も帯もツルツル滑ってとてもじゃないが自分で着られず、今回もまた母に着付けてもらう。またあまりにスケスケなので、驚く。でもそのお蔭で、帯周り以外は意外と涼しく…

サボテンの花

サポテン。黄色い花びらは薄っぺらなセルロイドのよう。でもとても好きな黄色なので、付け爪に使えないだろうか。いや、わたくしが爪を黄色く染めて笛を吹いていたら、黄疸が出たかと疑われる可能性が高そうやからやめておこう。

八角蓮

去年鉢に植えておいた八角蓮が、いつのまにやら巨大な葉に成長し、四つも花をつけた。なかなか味のある風情で、見飽きない。 大きな傘の下には赤ちゃん傘が開いているが、これは去年の花から種が落ちたのかな?なにせ観察や世話をするまでもなく、小さな庭の…

いちはつ

御霊さんのお堀のいちはつ。初夏の香り。境内の拝殿にはお神輿も飾られ、お祭りの匂い。 ところで、発表会で着物を着て笛を吹いて、洋服よりも姿勢と呼吸が安定することを体感した。それに一日中着たまま、普段しないような椅子を運ぶような作業をしたり、草…

京都・奈良・福井・名古屋・四日市横笛会(ようじょうかい)合同発表会

ハー、無事終わった。吹いてしもたらこっちのもんや。それにしても、わたくしの吹いた「小諸馬子唄」は、聴きに来ていた母いわく、あれ?もう終わり?どっか飛ばしたんか?というくらいあっという間に一曲終わったらしい。自分では飛ばした覚えはないのだが…