京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

2015-01-01から1年間の記事一覧

御香宮さん

伏見へお墓参りに。 寺からこんなに近いのに、御香宮さんへお参りするのは意外と初めて。拝殿等、お社の屋根周りのそこかしこが極彩色で飾られ、とても綺麗。来年の干支の猿がなぜか仰向けに彫られていた。珍しいような気がする。また、能舞台もある。そして…

西陣のこみち

西陣をぶらぶらすると、石畳の路地(ろぉぢ)がたまにある。わたくしが子どもの頃は、付近一帯からガシャンガシャンという織機の音も聴こえていた。家が織り屋さんの友人によると、生まれた時から織機の音の中で生活しているから、実家以外の所では静か過ぎ…

笛入れ

笛の稽古を始めて7年間、リュックサックに突き刺し管の頭が外に出ていた状態で笛数管を持ち運びしてきて、おじぎをして道にばら撒くわ、置き忘れるわ(出てきた)、落とすわ(出てこず)等の苦い経験を積み重ねて、さすがのわたくしも懲りてきた。そこへ丁…

クリスマス・イヴ

聖しこの夜。 今夜はお月さんまでもが、静かに、きらびやかにお祝いパワーを放っている。 さすがイヴだ。

生と死と

荒神口付近。イエスさんの誕生を祝ってお星が光る。 町内にあったお医者さんのお嬢さんが亡くなったと連絡があった。お嬢さんとはいえ、彼女はわたくしの両親と同世代なので、今は十分におばあちゃんと呼ばれる年代だが、生まれた時から障がいをもっていたこ…

朝は霧

今朝は霧が。北山も比叡山もけぶって見えしまへん。 そんな感じでリュックに突き刺した状態で持ち歩いていた笛だが、一度背負ったまま深々とおじぎをして、アスファルトに笛数本をばら撒いたこともある。我ながらマンガのようで笑えた。しかしそれ以来、笛入…

紅葉の忘れ物

暖かい雨。去年は確か雪やったけど。 朝、透明の傘を差してもみじの下を歩いたら、思いがけない紅い雨が。晩秋の忘れ物かな。 忘れ物といえば、実は先日名古屋からの帰りの高速バスの網棚に、笛を二本お預けしたままバスを降りてしまった。いや、預けた気は…

高校生伝統文化フェス

今日は京都で高校駅伝があったが、同時に高校生伝統文化フェスティバルも催された。会場は昨年同様コンサートホールだったが、やはり郷土芸能は、その土地土地、例えば田畑の中とか浜辺とか、鎮守の森などの自然の中で生で観たいとの思いを強くした。マイク…

楽しむということ

先週の自主稽古に触発されて、今週末は名古屋の獅子舞クラスへ。徐々に獅子の動きが見えて、太鼓の音が聴こえるようになってきた。こういうちょっとした余裕と手ごたえのようなものを感じるのが楽しい。そうすると太鼓と拍子が合ってくるのも判るし、ちょっ…

12月の寄り道

季節によって、寄り道をちょっとだけ変える。通常は仏教コースが多いが、今月のクリスマスまではキリスト教コース。それにしてもイエスが生まれた2000年前の馬小屋に、電気が通っていたはずがないが、それゆえ漆黒の闇夜に降るような星がこんな感じで輝いて…

発光散歩

夜道が危ないので、蛍を見習って発光することにした。両手首にグリーンに光る腕輪を着け、背中の透け透けリュックの中に色が七変化する花形のライトを仕込んだ。これで鴨川を走るランナーや歩道を飛ばしてくる自転車にぶち当たられる危険性が低下したことだ…

同女のツリー

♪お星が光るピカピカ〜 不思議に赤くピカピカ〜 12月も半分過ぎた。

獅子舞練習

獅子舞の練習のために四日市へ。久しぶりに観た若獅子舞は、抜群の切れの良さでカッコよかった。まぁ若い雄獅子はそれでも普通かもしれないが、なんとわたくしより年上の熟女獅子舞も、きびきびとかつ愛らしい獅子舞に成長されていて素敵だった。四日市連と…

笛友笛吹親睦会

笛の稽古仲間たちと笛吹き会。今日の会場「たまりば」は、音の響きがすごく良くて驚いた。おまけに床暖房も入っているし、カフェが併設しているからお茶も頼めるし、お手洗いもきれいだし、交通の便もいい。いやそれより何より皆さんが、発表会を終えてまた…

Tバック

Tをバックにからまりついている。 色彩豊かな、ふんどしのように見えなくもない、、。 実は、若かりし頃必要に迫られて一度だけTバックを穿いたことがあるが、どうも落ち着かなかった。集中できひん、というか。何に、かは伏せる。

小春日和

あれ?岡崎公園に花梨が生っている。ほぼ毎日昼にゴンタさんと来るのだが、なぜか今日まで気づかなかった。実ぃ、落ちろ〜落ちてくれ〜と念を送ってみたが、落ちず。我ながら全然修行が足りない。 それにしてもこの青い空に照る紅葉。紅葉の美しさは、バック…

和ツリー

電飾しなくても十分の彩り。 師走に入ったというのに観光客の数は一向に減っていないようで、今日の出町の豆餅やはんの列は、5層はあった様子。店の前の歩道は通行人が一人通り抜けられるだけの隙間を空けて、店側にも車道側にも豆餅目当ての買い物客が行列…

紅葉

そんなこんなで、ハッと気づけば既に師走。最近は終業時ももう暗くてよく見えないので、紅葉もすっかり散ってしまったかとおもいきや、もみじは今がピークかもしれない。松ヶ崎疎水の紅葉も自称ウチの庭の紅葉も真っ赤赤。青い空をバックに、紅葉を見上げ愛…

救い主

余りの衝撃に言い出せなかったのだが、出張にでかける直前に、作成中のデータを入れていたハードディスクが瀕死の状態に陥った。とりあえず病院に入院させて検査をしてもらう算段をし、出張期間中に直属の上司に恐る恐るそのことを打ち明けておいた。この間…

岐阜の休日

会期後、一番近い長良川温泉で一夜だけの湯治。身体の各所を緩めて、かつエネルギー補充! 3日間下から眺めるだけだった金華山山中を歩く。紅葉の季節だが、常緑樹が多く、ごくたまに黄葉を愛でる。まぁまぁガレ場もあって、瞑想の小道どころではなく結構気…

岐阜の朝

長良川の水鏡と金華山の山の端に輝くお陽さん。空気がキリッと冷たくておいしい。 これまでホテルの密室で眠れた試しがないのだが、やはり岐阜の山、川とこの空気とは相性が良いようで、珍しく割と眠れた。お蔭で滞りなく事も片付いて、有り難き幸せ。空気の…

岐阜の夕べ

夕刻、長良川の川べりにて金華山(旧稲葉山)と山頂の岐阜城、お月さんへ向けて献笛。説明すると左の大きな光が月で、右の小さな光がライトアップされた岐阜城である。風がチベタイ。しかし山紫水明ぶりが、日常の通勤路である東山と鴨川の風景に似ているか…

演奏会感

演奏の出来はさておき、おかげさまで無事演奏会が終わった。 思いがけなく、稽古仲間の皆さんから花束を頂いて、びっくりするやら嬉しいやらで泣きそうになり、これからもがんばります、と今時は中学生でももうちょっと気の利いた事言うやろと思われる感話を…

水の上に織る錦

笛の稽古と本業の事務仕事に懸命になっている間に、季節がぐっと進んだ。 銀杏も桜も葉を落とし、辺りは錦の敷物を敷きつめた様。

身代わりお不動さん

法住寺さんの身代わり不動尊大祭(俗にいうお火たき)にお参り。京都に生まれてこの方半世紀近いが、生まれて初めて境内に入った。とはいえ京都にはそこいらじゅうに寺があり過ぎて、一度もお参りしたことの無い寺の方が圧倒的に多い。奉納行事の間、ご住職…

歩道橋から

ごくたまに、なぜか歩道橋に上がりたくなる。 小学校時代はほぼ毎日上がっていたが、卒業後は滅多に通らなくなった。まして大人になってからは、大文字の送り火の時を含めて、年に2,3回位上がるかどうだけれど。ふ、とその気になる時がある。 烏丸通りの歩道…

沈殿している泥の中から、青白い光が放たれる。 何かが生まれて、何かが消えていくらしい。 ただそれだけのこと、放っておこう。

舌骨奏法

気持ちよーく吹けている時は、青い本の口をゆるめる方法に載っている、舌骨が自由に動いている。また、ゆる呼吸のすーふぅーん呼吸のふぅーんの時も、舌骨の響きがとても気持ちよく感じる。どうやらポイントの一つに、舌骨の自由な動きがあるようだ。演奏前…

秋の長雨

晴天が続いていたが、昨日今日の秋の長雨でしっとり。しっとりといえば、23日の演奏会では最上川舟唄と荒城の月を吹くことになり、特に荒城の月は、しっとりと吹くという課題があげられている。しっとり、、、どう考えても性に合わへんのだが、そこんところ…

都ライト'15

先日の発表会そして23日の演奏会の会場にもなっている天鵞絨美術館でのトークライブを聞きに、学生が主催する都ライトという町家のライトアップイベントへ。ビロードと笛の音を通して、あらためて人間のもつ技術や創造力の大胆さと緻密さに感じ入り、作り出…