京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

近衛邸跡

近衛邸跡のしだれ桜は、五部咲きくらいか。

桃の節句

桃の節句には、桃が咲く。いや、桃が咲く時期やから桃の節句か。自然=身体の営みを基準に生活するのが、普通。 それにしても稀勢の里関の動物的な回復力。千秋楽の取り組みを採ってみてもそうだが、彼の相撲人生そのものに感動する。涙を流しているのを見る…

御所・梅林

妖気じゃなくて陽気と香りに誘われて、気がつくと梅林に居た。散り初めの今頃が、最も香りがたつような気がする。散ってしまう前に、花粉を運んでくれる虫を誘っているのだろう。とするとわたくしは虫の類か。

薄墨の

これは先行きに暗雲が垂れ込めてきたか、と思いきや、そうでもなく、墨の香りが漂うような。いつもの通勤路が水墨画の景色になった。 梅の香と薄墨の香が交ざり合う空気の中を、さ迷い歩く。 春雨じゃ、濡れて参ろう。

小倉山

今回は西へ移動し、小倉山へ。嵐電・嵐山駅のホームに着くと同時に、商業観光地丸出しといった態で驚いた。おまけに、ほんの100メートル先には竹がアホほど生えているのに、駅構内周辺に使われている生垣もどきの柵は、竹を型どったプラスチック製の似非竹で…

菊渓

戦後、東山にシイの木が繁殖しすぎて森に陽が射さなくなり、谷筋の明るい場所に自生していたキクタニギクが絶滅しかかっているということで、別の場所で育てた苗を植えに。京都伝統文化の森推進協議会では10年前から東山の手入れを始め、最近こうして一般市…