京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

菊渓

  戦後、東山にシイの木が繁殖しすぎて森に陽が射さなくなり、谷筋の明るい場所に自生していたキクタニギクが絶滅しかかっているということで、別の場所で育てた苗を植えに。京都伝統文化の森推進協議会では10年前から東山の手入れを始め、最近こうして一般市民が関われるまでになったそう。
 ところで京都は平安京以来、東に青龍の神さんが配置され都を護ってくれているのだが、先日から空に姿を見せていた龍たちは、どうやらわたくしをその助っ人に任命しに来たはったらしい。花粉飛来のお知らせとちごたワ。というわけで今回、微力ながらお手伝いしました。それにしてもキクタニギクを植える谷筋はあまりに急斜面で足場を確保するだけでも難儀し、作業としてはたったの1本植えただけに終わった。堪忍え〜。
 
 将軍塚に2年半程前にできた青蓮院の青龍殿・大舞台より都を観察する。青龍のおかげさんで本日は晴天なり。