京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

百日紅

サルスベリ。名のごとく、猿が登ろうとしてもツルツルすべって登れないほど、幹の表面がツルツル。ゆえに、京都の古い家の玄関先や前庭に、泥棒よけとして植えられていることが多い。 例年、トロピカル風?のサルスベリが咲いている間は、まだまだ夏の陽射し…

秋の音

やっと熱い夏の興奮が収まり、ぐっすり眠れる夜が戻ってきた。お寺のセミもツクツクボーシの声に変わり、庭では秋の虫がジジジ、ジジジ、と鳴いている。夜の冷気が灼けた肌に心地よい。この冷気を深く吸って、笛に息をいれよう。秋の音がする。

嵯峨野六斎念仏

この一週間は六斎念仏週間と称し、最後に阿弥陀寺さんの本堂内で行われた嵯峨野保存会の公演を観る。昨年に増して野性味あふれる演奏で、発願(最初の念仏)から、太鼓の音、リズム、響き、全てがエネルギッシュだった。座っていた板廊下の響き、振動がビリ…

お地蔵さん

地蔵盆につき、近隣お町内の「夜泣き地蔵さん」へ獅子舞奉納。しかし集まっていた子どもたちは、お獅子の顔をみるなり「イヤッ!イヤッ!コワイ!」と叫んで逃げ回り、獅子が頭を噛もうとすると、もはや叫ぶ力さえも奪われたかのように、悲壮な顔をして硬直…

小山郷六斎念仏奉納公演

小山郷六斎念仏保存会フェイスブック←写真、映像はこちらで 三公演ともお蔭様で無事、終了。やはり上善寺さんでの獅子の碁盤乗りが最高潮に盛り上がった。漆黒の夜空に高く高く伸び上がった緑のお獅子の足を見上げて、思わず口を開けっ放してしまいそうだっ…

森田真生号 2014S/S

みんなのミシマガジン別冊号。森田クンが挙げる岡潔や森田クン本人の生活及び思考、研究に対する偏愛ぶりは、人間から見ると相当変人にうつるかもしれないが、宇宙や自然の法則のようなものとのバランスは至極とれているように思われる。例えばこのような文…

送り火

大雨で一時はどうなることかと思ったが、保存会の人々のご尽力で無事、五山とも送り火が点された。お蔭さまで有り難いことに、ご先祖さんやミックスくんのお精霊さん(おしょらいさん)も、送り火をたよりに無事西方浄土へ還って行かはった。つくづく、念じ…

ダックスくん

旧友の新居を訪ねて、ダックス犬と遊ぶ。1年半前に逝ってしまったウチのミックスさんには毎日写真に挨拶をして思い出しているが、今日友人宅のマロンくんと久しぶりに戯れて、ダックス犬独特のしぐさとか鳴き声とか膝に乗ってきた時の重さや犬がいる部屋の空…

数学の贈り物・森田真生

数学の贈り物「風鈴」・森田真生 最近、全文読むことができた、唯一の文章。 そして、何度でも繰り返し読みたい、読んでしまう。抜群に爽快。 参考サイト:みんなのミシマガジン/ミシマ社

クラッシュコーヒーソフト

今夏初のソフト。 風の中に秋の気配が漂う鴨川べりにて、夕方からのお精霊六斎に備えて、エネルギー補給。 奮発してクラッシュコーヒー入りだぜ! お精霊さん方、おかえりやす!

虚空のクジラ

台風一過。 二頭のクジラが、白いおなかを見せて、上空を悠々と泳いでいく。 風の吹くままに流れていく。

入学祝い

風雨強まる中、それでも予定通り朝一番から骨ストレッチ講習会へ。今回はこの春高校に進学して陸上部に入ったフミちゃんへの入学祝いと称して、一緒に受講した。折りしも陸上部は先週合宿があり従来の筋トレをやったらしく、筋肉ガチガチ。そこへマッサージ…

原寸大奏法

笛を吹く時も體の声をきくように意識していると、今まで、正しい姿勢とか基本に忠実にとか音を前へ飛ばしてなど、一般的に良しとされている事を一生懸命やろうとしていたということがわかってきた。意外とマジメな面も備えているのだ。いやそれどころか、も…

たたき上げ

子どもの頃から門前の小僧で演っていたり、大人になってから始めた人でも、先輩の生演奏をひたすら聞くことと指使いを見ることで覚えた、いわゆるたたき上げの人の演舞は、ものすご、かっこええ。音や動作、そして音と音の間や動作の途中に、独特のマとかタ…

笛の合奏

朝から自室の窓を開け放ち、もののけ姫を竹笛で吹いていたら、裏の中学校のグラウンドからも、もののけ姫が流れてきた。先方さんは口笛である。どうやら練習中の軟式テニス部の女子部員が、玉拾いがてら吹いているらしい。ふふふ。お互い姿は見えずとも、ゆ…