京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

公文書類の変遷

先日夕方の「京いちにち」ニュースによると、最近の大学生の就職活動時には、履歴書や自己アピール書に特に様式を設けず、自由記述としている事業所等もあるそうで、芸大生たちがパソコンのイラストソフトを使って、なんと自分を主人公にした「マンガ」で自…

三つ子の魂

それにしても数年前まではなぜ一見すると薄い唇だったのか、を思い返してみるに、それは通常、唇をキリッと結んでいたからである。普通、口はつむっておくもの、であり、昔から少なくとも我が家では、ポカーンと口を開けているのはアホの象徴とされていた。…

おまかせ奏法

ここ二年程の間に、たぶん笛を吹いているせいで、唇、特に下唇がぽてっと厚くなってきた。以前はもっと薄くて、一見していかにも薄情そう、しかしキリリと意志が強そうで利発そうに見えて、この点見掛け倒しとわかっていても、自分ではまぁまぁ気にいってい…

御所・梅林

蝋梅は満開を少し過ぎたくらいかな。益々、熟れきった果物のような香りが漂う。 落ちていた一輪の花をポケットにしのばせ、たまに取り出して香りを嗅ぎ、ニヤニヤしながら歩く。色々な意味でキケンな香り? 白梅の枝には薄緑色を帯びた蕾の玉(ぎょく)がた…

「能」は面白い 能楽講座

久々に大きく羽根を広げて、ゆったりと飛ぶ鳥たちが、青空のそこここに。 数ヶ月前からなんちゃって能管(プラスチック管)の稽古をしているからか、最近お能関係がマイブームである。今日は隣の町内の河村能楽師の解説と謡「高砂」体験つきの「能五番立」能…

今、華のひと「藤原道山」(尺八演奏家)

本日の京都新聞夕刊に掲載された、京都新聞×月刊なごみコラボレーション企画のインタビュー記事より抜粋 「月刊なごみ」発行所 淡交社 文中の「尺八」を「竹笛」に置き換えても通じる。共感の嵐が巻き起こったので、保存。先日読んだ能の稽古についても同じ…

しましまの空 そういえば、最近しましま柄の洋服着てへんな。靴下くらいか。

「能はこんなに面白い」観世清和・内田樹

日本の文化は、おおらかでいいなぁとつくづく思う。方法や結果でさえ、唯一と思っていない。唯一の正解があるわけではなく、想像したり察したりしながら身体をもって(唱歌にして覚えるとか)、工夫して創造し伝えていくということを、目的や正誤や善悪は関…

数学ブックトーク 森田真生

独立数学者の森田クンが数学に関する本を紹介するトークイベントへ。今の日本の高校までの数学教育と大学での数学研究との齟齬について考えてみるにはじまり、世界の数学史を説明し、日本の明治以前の和算を説明し、明治期に入ってきた洋算との違い等々と、…

京都マラソンにつき、賀茂川〜鴨川の土手沿いに延々張られる柵。 毎年思うが、・・・要るか?わたくしがランナーやとしたら、すごく窮屈やし、ちょっとした景観破壊、走る気ぃ失せるんやけどな〜。もしかしたら、ぎゅうぎゅう詰めで団体さんが走るのかしら?…

「新・学問のすすめ」宇佐晋一

多分、20年程前に発行された、母校の学内通信の中に連載されていた「学生相談室から」内一記事の全文 「学生相談室から」 新・学問のすすめ 宇佐晋一(神経科校医) 「こころが癒される」と聞くと、それは普通の安心以上のものであるかのように魅惑を感じ、…

香りをきく

薫、薫(くん、くん) ほのかな白梅の香り。甘くて爽やか。 紅梅はほんのり頬を染めている。 北野の天神さん境内のお蔵の扉には、一年中かいらしい梅が咲いている。

夕陽

日が長くなったお蔭で、夕陽に行き逢う。 冷たい空気に溶けた柔らかな茜色の光が川面を照らす。 すれ違う人の頬も茜色。 ランニングをしている人の顔はキラッキラッと光っている。 多分、汗と鼻水が反射しているのだろう。

五十肘

去る年始早々から右肘の親指側の関節に違和感がある。はまりが良くないというか、たまに痛みもある。原因としては、クリックのし過ぎ、笛のメリ(穴を半開する)の稽古のし過ぎ等の、要は使い傷みまたは力の入れ方の不具合が考えられる。そんなことを言い訳…

「跳びはねる思考」東田直樹著

副題:会話のできない自閉症の僕が考えていること 共感する文章(感性)が満載の一冊。タイムリーな事に、わたくしが雪山を歩いている情景を想像するだけでニヤニヤしてしまう理由の一つも書かれていた。作家相手に失礼だが、もし文通したら、共感と新発見の…

東山から北山とその上空は真っ白。 大文字山の大も白く浮かびあがっている。 雪の上に張ったテントの中で寝る、いや、チベタ過ぎて寝られへんし、いや、本格的に寝たら凍死か、という、一見すると苦労体験があるにもかかわらず、雪が降ると、山道を歩きたく…

朔日、雪。 犬は喜び庭かけまわり、イタチだかネズだかは屋根裏に入り込んで、走り回っている。 真冬の間の休息から再生の時、新たまる時。 伊勢では、猿田彦神社の境内社の佐瑠女神社にお参りできたのも念願かなった。御祭神は天宇受売命(あめのうずめのみ…