京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

公文書類の変遷

 先日夕方の「京いちにち」ニュースによると、最近の大学生の就職活動時には、履歴書や自己アピール書に特に様式を設けず、自由記述としている事業所等もあるそうで、芸大生たちがパソコンのイラストソフトを使って、なんと自分を主人公にした「マンガ」で自己紹介を描いているところが映っていた。一方、約半世紀前に遡る父の就職活動時は「半紙に筆書きやった(もちろん縦書き)」とのことで、一瞬、自分の父の年齢も忘れて「へ?それって、江戸時代?」と確認してしまった。んな、わけない、れっきとした昭和である。昭和といえば、わたくしが学生時代を過ごした昭和の最末期、約四半世紀前でも、大学の学生課等へ体育会から提出する文書は、縦書きの薄い罫紙に万年筆で書いていた。もちろん卒業論文も原稿用紙に手書きしか受理してもらえない。ゆえに一字でも間違えたらその一枚最初から書き直し、である。時を経て平成となって四半世紀の今や、パソコンで描いたマンガの履歴書ときたか。変われば変わるものだ。