京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

天照

日が山の上に昇る前にもお参りを。辺りは瑞々しい。五感が冴えて、心身ともに伸びやわらぐ。 内宮をひとまわりお参りして俗世?に戻る頃、山の上に天照大御神のお出まし。背中に感じる光と温かさもご神徳。風の冷たさ。雲の流れが早い。空の青さ。水の匂い。…

お伊勢さん

今回なぜか色々な物事の好機が重なり、伊勢神宮へ参拝。 京都を出る時から降っていた雨は伊勢でも止まず。雲に煙る宇治橋からの山並みと五十鈴川。 神域の杉は極太。樹齢500年から600年くらいとのことで太古である事この上ないが、昨年の遷宮でお宮さん各所…

「消費をやめる−銭湯経済のすすめ」平川克美著

ミシマ社 アベノミクスたら経済成長たら地方再生たらグローバル化たらどーたらこーたら、どうも相容れないような、違和感を抱くような、胡散臭いような内容がきこえてきて、何言うてはんにゃろ?と遠巻きにみていたところ、絶好のタイミングで、絶好の内容の…

産学官宗芸?

仏光寺境内にある集会所と倉庫のように使われていた古い木造の建物が、今流行りのカフェと雑貨屋さんになっていた。きくところによると造形芸大との連携事業だか貸しているだか、らしい。10年程前から、産学官の連携なんたらかんたらで、とうとう学問の府や…

育盛

電車内のボックス席の向かいに座ったおっちゃんが読んでいるスポーツ新聞の記事によると、昨年の何時だかに「育盛」(そだちざかり)という四股名の、中学卒で入門して2,3年間頑張ったひょろひょろの力士(と呼んでいいのかわからへんけど?)が引退(とい…

マスクの効用

思い返してみると、マスクをかけるのは小学校の給食当番の時以来かもしれない。ここ数十年はウィルス感染する病気に罹らなかったし、確たる根拠は無いが自分の免疫力を信用していたので、うつる不安も抱かず、マスクは邪魔でわたくしには似合わない、頬が肌…

軽薄奏法

これまでどんな感じの曲を吹く時でも、割と輪郭がキチッと立った真っ直ぐで硬派な竹の音を思い描いて音を出していたのだが、今春はもう少し柔らかくしなるような音も出せるようにするために「ちんちん千鳥」(詞:北原白秋、曲:近衛文麿、編曲:金子由美子…

「鳥たち」よしもとばなな著

たまに、わたくしが口には出さずに内心でつぶやくのと同じフレーズを、この小説の主人公まこちゃんは面と向かって口に出して言うそうなので、ものすごくシンパシーを抱いた。「興味がない。時間がもったいない。」ほんとうはただ断るだけではなくて、このよ…

ろう梅

この香り、この黄色いまんまるちんの姿のままに、ブローチにして襟元に留めたい。

「ワザとこころ 能の伝承〜稽古と修行と教育」

タイトルがわたくしの興味にドンピシャだったので迷うことなく受講したが、よく考えてみると観世流が観阿弥・世阿弥の流れをくむ家元だということさえも知らなかった。しかしそんなことは大した問題ではなく、宗家とその坊ンプラス京大の教授連のとても興味…

和顔施

久しぶりにデイサービスセンターにて演奏。利用されている方々の中には、高齢というよりも、障がいがあってデイサービスを利用しておられる人も居て、多分その病気の一症状だと思うのだが、顔の表情がほとんど変化しない方がおられる。今日はその方が、ふと…

満月の出力

今回の発熱の一因は、扁桃腺の腫れである。なぜ腫れたかというと、煙草の煙とエアコンの風を吸ったからである。散歩中に入った珈琲専門店はいわゆる昭和の喫茶店で、サイフォン式で珈琲をたててくれ、注文したチリだかどこかの豆の濃ゆーい珈琲にミルクを少…

発熱中の音

七草粥を食べて今年の無病息災を念ずるより先に、つごう三晩ほど発熱しちまったぜ。おもしろい?ことに毎回発熱中の布団の中では、ほぼ一晩中、様々な種類の音を多分脳の中で延々と聞くのだが、今回は、なんとお寺の梵鐘の連打だった。しかも眉間で。それも…

初詣散歩

本殿前に人が列をなしている神社を避けて、静かなお寺に詣でる。 某堂で引いたおみくじは、なんと、凶だったので、そのまま寺に預けた。 ナムナム〜 お蔭で夕方にはすっかりお天気、前途は徐々に明かるそう。 昨日までの積雪に、久しぶりにちょっとしたラッ…

雪崩

今朝、どーんという地鳴りとともに部屋が揺れたので、一瞬地震かと思ったら、屋根に積もった雪が地面へ滑り落ちたのだった。落ちた雪は写真ほどの量に過ぎないと思うが、相当な地響きがして驚いた。この程度の積雪でこんなに大きな音がするんやから、急で大…

積雪状況

元旦の雪は夜半までしんしんと降り積もり、一夜明けて瓦屋根の上はこんな感じ。 南天も雪をおんぶして重たそう。 けれど、キラキラ光る、新年です。

迎春?

初春のお慶びを申し上げます、と思いきや、京都市内でも午後から降り始め、みるみるうちに積もってきた。フェンスの隙間も埋めて、白壁が築かれつつある。真白なお正月。 本年もよろしくお願いします。