京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

「鳥たち」よしもとばなな著

鳥たち たまに、わたくしが口には出さずに内心でつぶやくのと同じフレーズを、この小説の主人公まこちゃんは面と向かって口に出して言うそうなので、ものすごくシンパシーを抱いた。「興味がない。時間がもったいない。」ほんとうはただ断るだけではなくて、このように率直にその理由を説明するのが誠実な態度ではないかと考えることもある。しかし説明したところで、その本意が即伝わったり、逆にわたくしが翻意したケースは皆無なので、わたくしは速断してお断りするだけにしている。