京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

2017-01-01から1年間の記事一覧

能楽大連吟「高砂」

観世会館の能舞台と去年、改装された客席で待機するアマチュア地謡連。無事、年末の高砂を気持ちよく謡った。今年は大連吟10周年を記念して、大連吟を主催する能楽師の先生方の仕舞いと、先生の師匠の仕舞いも上演してくださり、あまりの格好良さと渋さに見…

クリスマスおめでとう

不動滝

先週は軽井沢へ出張った。軽井沢駅のホームに降り立った瞬間、澄んだ空気が鼻の穴と肺の中を洗浄してくれ、気分爽快。ホテル内での仕事はそこそこに、浅間山の麓に湧く温泉へダッシュで移動した。登山電車に乗って、山の稜線が丹色に染まるのを眺めつつ雲の…

嵯峨菊

うかうかしている間に紅葉も黄葉もすすみ、このところの北風でたくさんの葉が落ちてしまった。今日び、たきびだたきびだ落ち葉焚き〜というわけにもいかず、焼き芋も焼けず、かさこそと静かに落ち葉を踏みしめ歩いている。 最近は俄然、菊が美しく感じられる…

横笛会(ようじょうかい)原横笛教室 奈良・京都教室発表会

無事、終わりましたが、翌日になって肩甲骨付近が重苦しいのは、かなり力んで吹いたからやろーなー。うへー。でも会場が天井の高い町家だったお蔭で、音の響きはとてもいい感じで気持ちよかった。自室では九割方出ていた筒音と低音部が、これまでの悪い癖で…

茜龍

茜色の蛇腹をみせて、雲龍が昇っていく。夜半には月に届くか。

街灯

遠い灯に 寄せる想いで 温まる

台風一過

一夜の睡眠不足から回復するのに三夜くらいかかり、やっと日常のリズムを取り戻したかと思いきや、昨夜の台風は凄かった。木造のウチがガタガタ揺れて、またもやあんまり寝られへんかった。京都に居てこれほどの暴風を受けたのは、人生初だ。今朝、ゴンタさ…

同期会回想記

学生時代の同期会を大きな町家の宿を一軒借り切って開催。徹夜で遊ぶ事はもう身体に障るので、泊まり組は床に着いた。早々におっちゃんたち(男性陣)が寝ている、ふすまを隔てた隣室から、いびきの多重奏が聞こえてくる。グーゴーグーガー・・・えーい、う…

京都横笛会かぐや姫連中 演奏記

会場は地下街なので別に関係無いが、秋晴れの下、無事ゼスト御池での吹奏を終えた。経験の浅い竹の子も含め、かぐや姫連中はさすがお局さまだけあって、本番に強いことがあらためて分かった。午前中にしたリハーサルより良く吹けたと思う。教室生や友人も聴…

名月にお供え

ススキ。小芋のお供えは、今は小芋型の団子に変身した。今年のお月さんは美しかった。 月夜は平行で歩こう。

京都横笛会かぐや姫連中 演奏記

10月1日(日)梅小路公園・市民ふれあいステージ/パフォーマンスコーナーにて、無事演奏終了。簡易テントだが屋根があるだけで、自分の耳に自分の演奏する笛の音がよく聞こえるので、吹き易かった。遠音にも聴こえていたし。会場BGMとしては、マイク無…

秋の空

上空は秋だが、下界はまだ夏日。でも陽射しは柔らかくなった。日暮れも早い。 昔、夕方は寂しくてダメねと歌った歌があったが、暮れなずんでいる鴨川べりを歩いていると、このまま源流の志明院まで瞬間移動しそうな気がしてくる。

気になるザクロ

本満寺さんの境内に、照りの良い立派なザクロが鈴なり。小学生の頃、町内の耳鼻科医院の前に停めてある車のボンネットに登って、ザクロを採って味見した事を、毎年この時期になると思い出す。なんでもザクロの実は人間の肉の味がする、というとんでもない情…

秋海棠 

環境が合ったのか、猫の額ほどの庭が秋海棠でいっぱいに。葉も花も可愛らしい。 三連休は、台風が近づいていることもあってテレビで相撲を観戦している。最愛の宇良関が怪我で休場したのが痛い。今場所はぜひ懸賞を掛けて応援しようと思っていたのだが、よく…

八朔

朔日、秋の風吹く。日傘を閉じて、ノースリーブで歩く。

嵯峨野六斎

阿弥陀寺さんの地蔵盆行事・嵯峨野六斎念仏を観に。いつもながら結願の、講員全員が揃って数種類の太鼓をたたかれる拍子は、原始のアフリカのサバンナを思い起こさせてくれる。腹の底に響く。ライブでないと感じることができない音波、空気の振動。途中遭っ…

小山郷六斎念仏奉納公演

雷雨に襲われる事もなく、無事三公演とも終わった〜。写真は、小山郷六斎念仏保存会フェイスブックで。なんか他所の人が撮ってくれたものすごくきれいな写真をシェアとかしている。電気がなかった江戸時代から演っている芸能も、最近では主に広報・記録面で…

京都六斎念仏

8月は三日に一回は京都のどこかしらで六斎念仏の奉納などが行われている。 京都六斎念仏保存団体連合会 六斎暦 11日には、清水寺で上鳥羽橋上鉦講中の念仏六斎と中堂寺の芸能六斎が奉納された。例年はいわゆる清水の舞台で演舞があるのだが、今年はなんと50…

鴨川納涼2017

当日は雷雨でどうなることかと思ったが、丁度わたくしたち京都横笛会かぐや姫連中の演奏前から空が安定し、無事終えた。今回の演奏会及びその稽古での改良点は、指の力感。ギュウっと押さえつけると折角の管(笛)の響きまで押さえつけてしまう。管を軽く持…

歩組LIVE2017夏

篠笛奏者・森美和子さんとブズーキ(アイルランドのギター)赤澤淳さんのユニット歩組(ふくみ)のライブへ。アイリッシュパブなる場所へ初めて入った。印象に残った曲は「おてもやん」「あんたがたどこさ」「港町十三番地」等。どれも知っている曲なので採…

「古(いにしえ)からの凱風」篠笛とギターの演奏会

下鴨神社・糺の森の一角を舞台に、横笛奏者・原彰宏氏とギタリスト・辻幹雄氏による演奏会を開催した。当日、な、な、なんと急遽、雷神さんが大雨を伴ってゲスト出演してくださり、即興で伴奏を入れてくださった。お蔭さまで、タイトルの凱風どころか嵐を呼…

蓮を見ると、先日来亡くなった身近な人たちや犬たちも、もうあの世でこの花びらに包まれているかしら、と思う。 蓮の葉の上をひらひら舞っているのかしら、と想像してみる。 そしてこの世での縁を色々と思い返している。 また会いたいなぁと思う。

菩提樹

真如堂の菩提樹の花が咲いた、と昨日の京都新聞の記事にあった。丁度2週間前に東京の同僚と訪れた時には、無数の蕾がついていたものだ。写真は母校の正門脇の菩提樹。なるほどこちらも満開で芳しい香りが漂っている。在学中は学内の木々に思いを寄せた記憶…

京都観光

東京の同僚を案内して、無鄰菴(むりんあん/山県有朋別荘)に初めて入った。新緑が勢ぞろいし、ハナショウブが燐として咲いていた。深呼吸〜。京都には珍しく爽やかな晴天の休日で、梅雨入り前の絶好の日和。 今回のコースをメモ。移動はバス、地下鉄、徒歩…

太薔薇

キンチャンセンセのとこのバラ。中年太りして重たいほど咲いている。太いハラ(腹)、ならぬ太いバラ(薔薇)。

スポーツクライミング体験

女子大生になったフミちゃんの入学祝いを兼ねて、スポーツクライミング(ボルダリング)を一緒に体験した。まぁどんなことにも言えるが、観てるのとやるのとでは大違い!多分60歳代の男性イントラのお手本をみていると、すいすいのすいーっと簡単そうに登っ…

横笛会(ようじょうかい) 原彰宏教室発表会

意外と舞い上がらずに淡々と吹けた。いや、舞い上がろうにも10分を超える曲となると最後までもたへんことが予測されるので、セーブモードで吹くしかなかったのだ。しかし能舞台上での緊張の中、セーブモードにする余裕が出てきたことは上達に値することだと…

広島出張

約三日間、広島へ出張る。 平和記念公園付近を訪れるのは実に中学の修学旅行以来、35年ぶり位か。その間原爆ドームが世界遺産になったりで、周囲は整備が進んでいた。資料館も新しくなっており、映像がメインになっていた。また入館者の半数以上は海外からの…

萌えのこみち

染井吉野が散った途端、緑が目に飛び込んできた。美術館の裏庭の藤棚には、黄緑色の数珠玉のような無数の蕾をつけた花房が伸びている。 同じく美術館裏の小路は、ゴン太さんとの散歩みち。萌え〜萌え〜とつぶやきながら、歩く。右手の動物園内の動物たちも萌…