京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

2016-01-01から1年間の記事一覧

白大文字

東山、比叡山、北山と真っ白。大の字も白く浮き上がったが、白雲に隠れた。チベタイチベタイ。でもなんとか御用は納めたぜ。

能楽大連吟「高砂」案内

小春日和の下、無事、かどうかはアヤシイが、初地謡を終えた。紋付袴姿の仕舞いってカッコイイ〜ッ。ただ、立っているだけ、歩いているだけでもカッコイイのって、カッコイイ!目指したい様子。*以下、案内葉書より: 能楽大連吟は「謡」を通して古き良き日…

クリスマス

Silent Night. Holly Night.

全国高校伝統文化祭

三回目の観覧となる全国高校生伝統文化フェスティバル。この種の文化祭に一体なんでフェスティバルと英語を使うのか、決めた役人たちのネーミングセンスを疑うが、当の高校生の素晴らしい発表に免じて今回も観に行った。各地の民謡の調べにノリノリ。この表…

笛吹き演芸忘年会

稽古歴が長い(けして古株とか大局さまなどと呼んではならぬ)奥方が揃った大奥に、まだ髭も生えやらぬ生贄(男子学生)二匹が紛れ込んでの演芸会忘年会となり、笛を通して世代を超えた交流を深めた。

上賀茂試験地

山岳連盟の紅葉観察会で、上賀茂試験地へ。終始、爽やかで芳醇な香りに包まれて歩く幸せ。自然観察指導員さんの講義はほとんど聞き逃した。今日、耳、日曜どした。

電飾不要

それぞれの色で光りを放つ

和ツリー

お稽古のススメ 内田 樹談

覚え書 通称・ミシマガの11月28日と29日の記事「今月の特集1」が『内田先生に聞く!「お稽古のススメ」』。

錦帯橋

親戚を訪ねがてら、錦帯橋千年プロジェクト−錦帯橋芸術祭−「今はじまる千年の物語〜序章」「篝火と和の奏(篠笛と薩摩琵琶)」へ。生の笛と琵琶の音波が、身体中の細胞を震わせた。心にも沁み入る曲。この沁みる気持ちのことを哀愁とか郷愁と呼ぶのだろうか…

銀杏の温度

こっくりとした黄色の波に包まれる。堀川通りにかかる陸橋より。 自室の裏のグランドに、わたくしが生まれる前から生えていた銀杏の大木二本が、見事な黄葉の最中、切り倒された。同時に球よけのフェンスやネットも取られたので、改めて空の広さに驚いたが、…

紅葉散歩

目的地を決めずに紅葉を愛でつつぶらぶらしていたら、ちょうど真如堂のお十夜の結願法要が開されていた。運良く鉦講中によるお念仏が唱えられており、念仏六斎の原型をみるようなお勤めだった。これぞ阿弥陀さんの引き合わせかも。また境内では中風除けとタ…

銀杏と学生寮

銀杏がこんなに大きくなるほどの時が流れたとは。現世(うつしよ)は、時が経つのが早いね。月はあの頃と変わらない。けれど、今宵はスーパームーン。おっと、英語の単位を落としたキミには、超満月と言うたほうがええか。現世からはちょっと大きく見えるそ…

貴船神社音ノ市

貴船もみじ灯篭2016の一企画で、貴船神社奥宮にて、かぐや姫連中5名が吹奏。貴船には幾度となく行っているが、今日ほどの人出は初めて。しかも半分くらいは海外からの観光客のように感じた。イベント事とはいえ、いつもの奥宮の神気満ち満ちた雰囲気が半減し…

着物の効用

着物を着たままコンビニでおにぎりを買ったら、レジのおにいちゃんが「お手拭きを二つ入れましょうか」と気を配ってくれた。きっとこれは着物の効用だと思い「はい、頂戴します」と神妙に応えたら、おまけに「お箸も入れますか」と配慮してくれる。それは過…

京都・奈良横笛会(ようじょうかい)発表会

秋の発表会、無事終了〜。ご来聴くださった皆さま、有難うございました。今回は教室生以外で聴きにきてくれたお客さんも大勢で、演奏に気合いが入った。しかしその気合いが身体を固くする一因にもなりかねないので、なるべく呼吸を整え、笛と相談しながら息…

筑前琵琶演奏会へ

府庁の観芸祭の一企画「京都の古典文化」人間国宝・奥村旭翠一門会 筑前琵琶演奏会を拝聴。琵琶の音を聴くのは初めてだが、最後の奥村旭翠さんの演奏は、素人耳でも他の演奏との違いが明らかに聴き取れた。一音一音、一語一語の音の粒が際立って揃い精密だ。…

京都府庁「歓芸祭」

府庁の旧館で行われている歓芸祭の一企画「デザイナーの仕事展」を観に。友人の中で唯一、横文字職業に就いているグラフィックデザイナーがデザインしている筆文字(書)を出展している。例えば、写真中央の「椿」の字とか。絵やデザインの素養ゼロのわたく…

気功体験メモ

三日三晩の出張、会議場と宿の缶詰状態から脱出したので、心身のメンテナンスのために中健次郎さんの気功講習会を受講。あらためて空気はじめ目には見えない、画像には映らない力(エネルギー)への信頼を深くした。自分で自分の身体をほぐし、観察していけ…

「深呼吸のレッスン」森田愛子(呼吸整体師)著

笛を始めて以来、改めて自分の身の程知らずさを知った。この場合の身というのは、身分とか能力とかの意ではなくて、字のまま「身体」という意味。身体を使うこと、つまり立つ、歩くなどの動作はもちろん、肝心な呼吸一つまともにできない。しかし呼吸を見直…

ザクロの告白

子どもの頃、かかりつけ医の自家用車のバンパーを踏み台にして、お庭に生っているザクロの実ぃを採りました。わたくしは子どもの頃から身軽で、忍者が木の葉の上に乗るかのようにそーっと乗ったので、問題無し。当時、ザクロは人間の肉の味がする、とささや…

生身天満宮秋祭献笛

恒例となった生身天満宮のお祭りでの吹奏と獅子舞。宮司さん宅と梅園に生っている柿が色づいて、のどかな雰囲気。なんか、緩むわ〜。 園部・生身天満宮フェイスブック←獅子舞の様子が数秒間映っています 昨夜の拝殿での神事で神官さんの所作を見聴きして感じ…

白峯神宮観月祭

白く輝く十五夜お月さんの下、献笛。(写真は十四夜) 常、白峯さんの座敷をお借りして稽古をしているよしみで、原師と「月の沙漠」「荒城の月」を二重奏させてもらう。思いのほか緊張していたのか、繰り返し二回のところを三回も吹いてしまった。ま、ちょっ…

深けゆく秋の夜

東の空と西の空 恋しや故郷 一人眺む かぐや姫気どり

薄紅の

空気が冷んやりしてきた。 自然と呼吸が深くなる。 肺の中まで薄紅色に染まるよう。

黄金色

例年10月10日は晴れることが多いときくが、今年も気持ちよく秋晴れ。 稲穂が黄金色に輝いている。 ウチに帰ったら、母がしょうがご飯を炊いてくれていた。

ひつじ館

ひつじの群れ、現る。 訳あって、ここ数年開館案内は発信していないが、6年前に開館し始めたひつじ館は、現在もコンスタントに月1,2回開けている。本日の午後も開館し、かぐや姫連中が笛をぴーひゃらと鳴らしまくって帰って行った。わたくしも含めたこの連中…

稽古とは

夜に、お謡「高砂」の全体稽古。100名くらい参加していたのだろうか?初心者ゆえ前から二列目のかぶりつき席に座ったので、後ろの様子が今一つ分からないが、後頭部には声の圧力を結構感じた。それにしても前から飛んでくる先生(能楽師)の声の圧は、わたく…

入日

日の入りが随分早くなった。

平成女鉾

京都会館の中庭に鉾が建っていた。まだ裸の状態で、縄で縛られている様子が丸見えである。訊けばこの鉾は、平成に入ってからできた女鉾との事で、前述のような表現をするのは少々はばかられることであった。しかし化粧をしていない素ッピンもシンプルで力強…