京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

御所・梅林

  蝋梅は満開を少し過ぎたくらいかな。益々、熟れきった果物のような香りが漂う。
 落ちていた一輪の花をポケットにしのばせ、たまに取り出して香りを嗅ぎ、ニヤニヤしながら歩く。色々な意味でキケンな香り? 
 白梅の枝には薄緑色を帯びた蕾の玉(ぎょく)がたくさん。まさしく宝の珠のよう。もしこの蕾を一粒鼻の穴に詰め込んだら、鼻腔口腔にこの香りが広がるのだろうか。試してみたいが、これもまた万一取り出せなくなった場合のキケン性が頭をよぎり、空想に留める。