京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

おまかせ奏法

 ここ二年程の間に、たぶん笛を吹いているせいで、唇、特に下唇がぽてっと厚くなってきた。以前はもっと薄くて、一見していかにも薄情そう、しかしキリリと意志が強そうで利発そうに見えて、この点見掛け倒しとわかっていても、自分ではまぁまぁ気にいっていたので、多少不本意である。しかし唇にあまり力を入れず、形を作り込まず、自分の息の流れと圧力におまかせして笛を演奏すると、図らずともいかりや長さんのようになってしまうので、致し方ない。笛の音色に対してかなり影響が大きいと体感している。