京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

  朔日、雪。
 犬は喜び庭かけまわり、イタチだかネズだかは屋根裏に入り込んで、走り回っている。
 真冬の間の休息から再生の時、新たまる時。

 伊勢では、猿田彦神社境内社の佐瑠女神社にお参りできたのも念願かなった。御祭神は天宇受売命(あめのうずめのみこと)で、技芸・技術の上達を導く芸能の祖神であり、物事の縁を結び導く神さんでもあるそう。全身で笛をならせるように稽古する所存を念じ上げ、実際、各お宮さんの森で持参した笛を吹いた。なぜか自分で吹いてるような感覚がせず、竹の音だけが森に響き渡っていた。これが、望むところ。さっそくにご神徳を受け、有り難き幸せ。