京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

お地蔵さん

 地蔵盆につき、近隣お町内の「夜泣き地蔵さん」へ獅子舞奉納。しかし集まっていた子どもたちは、お獅子の顔をみるなり「イヤッ!イヤッ!コワイ!」と叫んで逃げ回り、獅子が頭を噛もうとすると、もはや叫ぶ力さえも奪われたかのように、悲壮な顔をして硬直状態にまで陥っていた。周囲の大人は笑っているが、子どもにとってはある意味災難である。気の毒に。きっと今夜は子どもらの夢の中にお獅子の顔が出てきて、恐怖のあまり飛び起きて夜泣きすることだろう。しかし、町内ご本尊の「夜泣き地蔵さん」のご利益で、その子の夜泣きはぴたりと止む、と。子宝の成長を見守る、人間と獅子とお地蔵さんの連携によるこの自然の環。ほんま、うまいことなったぁるわ。