京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

嵯峨野六斎念仏

 この一週間は六斎念仏週間と称し、最後に阿弥陀寺さんの本堂内で行われた嵯峨野保存会の公演を観る。昨年に増して野性味あふれる演奏で、発願(最初の念仏)から、太鼓の音、リズム、響き、全てがエネルギッシュだった。座っていた板廊下の響き、振動がビリビリとお尻や全身に伝わり、サバンナの風に舞い踊る草の鞭に打たれているかのよう。なぜか快感である。豹柄のビキニに着替えたくなってきた。実際に雷鳴とどろく中、囃子方全員が太鼓各種をリズムを合わせて打ち鳴らす結願(最後の念仏)では、思わずターザンのような雄叫びを上げそうになった人もいるかもしれない。わたくしはそこまでではないが、体温は2℃程上がっていただろう。この六斎念仏週間は神経が興奮しっ放しで熟睡できなかったが、燃えろいい女〜、燃えろナツコ〜ってな感じで、古いけど熱く燃えた。夏が去ってゆく。