京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

身代わりお不動さん

 法住寺さんの身代わり不動尊大祭(俗にいうお火たき)にお参り。京都に生まれてこの方半世紀近いが、生まれて初めて境内に入った。とはいえ京都にはそこいらじゅうに寺があり過ぎて、一度もお参りしたことの無い寺の方が圧倒的に多い。奉納行事の間、ご住職が境内をうろちょろされていて、袈裟衣が美しかったので背後からこっそり撮影してしもたし。


        奉納行事の中堂寺六斎念仏踊りを観る。壬生狂言の演目にもなっている橋弁慶は初めて見た。無言劇で舞台装置も無く、動作も簡略化されているだけに、想像力がかき立てられる。牛若丸が乗っている小さな脚立?は、京の五条の橋の上を模しているのかな、とか。
 もう一つは、篠笛とお琴の合奏。わらべ唄と千鳥の曲。女性の演奏に和みつつ、そして法螺貝の迫力ある音にひかれながらも、時間切れで帰途についた。来年以降はぜひ、この後の鬼法楽とか天狗や山伏の問答、護摩を焚かはるメインの法要に参拝してみたい。煙に燻されてムシがつかない、という言い訳にするため。ヒヒヒ。