京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

御香宮さん

 伏見へお墓参りに。
 寺からこんなに近いのに、御香宮さんへお参りするのは意外と初めて。拝殿等、お社の屋根周りのそこかしこが極彩色で飾られ、とても綺麗。来年の干支の猿がなぜか仰向けに彫られていた。珍しいような気がする。また、能舞台もある。そして松尾大社の分社の彫り物は、彩色はされていないがとても精密で、阿吽の肉球がぷりっとしていてかいらしい。
 境内には椿が何本もあり、ちょうど花盛りできれいだった。また折りしも一緒に行ったイオリ(小6)が、以前テレビ番組で見たとかで、自分で椿油を絞ってみたいとの希望を抱いており、もうここぞとばかりに夢中で実ぃを拾い集めた。幸運は重なるもので、ちょうど明日イオリの父の実家で石臼と杵を使って餅つきをするという。ぜひ餅をついた後で、椿の実もついて擦り潰してもらい、もち米と同じような感じで蒸して、布巾で絞って油をとるように教えておいた。御香宮さんは安産の神さんゆえ、野性味あふれる香り高き椿油がたっぷりと産まれて出てくることだろう。楽しみ。