京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 乗馬2

 草原での乗馬だけでは満足せず、カナダではより自然に近い場所で馬に乗った。森の中にある湖の周囲を歩くのだ。外国は結構アバウトで、人を乗せることに慣れている馬だから、と馬を引いてくれる人間はつかない。先頭の馬に専門の人が乗って先導し、その後ろにわたくしたち参加者が一人で馬に乗って、3頭、4頭と並んで散策するのだ。先導の人は「ヘイ、カモン!」とか言っているだけだ。「イングリッシュ、OK?」とわたくしに尋ねるので「ノウ」と答えると、ハハンと笑っただけ。ダイジョーブかいなと思ったが、この時見た湖の青白さは、天変地異が起こるのかと不安になるほど、ゾッとするような色だったことを覚えている。乗馬2度目にして周囲の景色を楽しめるというのは、わりかし余裕があったのだろう。乗り心地も良かった。