京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 牛乳事故

 朝、柴犬のゴン太さんと散歩していると、聖護院通りの交差点を牛乳屋さんの小型冷蔵車が左折して行った。あッ!と思った次の瞬間、開いたまんまの後ろ扉から、牛乳パックが入ったカゴが2つ(2ダース)、ガンガラガンガーンと転がり落ちた。朝9時前の、通勤の車やバスがばんばん通る東大路通りに、である。これしきのことで車社会は大混乱、である。やれやれ、と思ったが、ゴン太を引っぱったまま車道に恐る恐る出て、牛乳ケースを歩道に移動させた。通勤中の若い女性も1ケースを運んでくれた。重たかったね。
 命がけで事態を収拾したので、当然、口が開いていないのを2パックくらいもらって事務所に帰ろうと思ったが、わたくしは『乳がんと牛乳』という訳本を読んで以来、牛乳を飲んでいないことを思い出して辞めておき、信号機の下に置き去りにした。口が開いて道路に飛び散った牛乳をゴン太がペロペロ舐めるのを叱りながら、事務所に帰った。次の朝見たら、ケースごと無くなっていた。牛乳屋さんが気付いて取りにきたのかどうか、気になるところだ。