京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 伝えたいこと

 初めての笛の発表会、無事終了!
 今は、これまでの練習や今日の演奏内容についてはすっかり頭から飛んで、はー、終わった、終わった!肩の荷が下りた!という開放感でいっぱい。
 聴きに来てくれた昔からの友人、前日のひつじ館リハに来てくれたかわミさんほか、先生方や今回の発表会の幹事さん、一緒に練習してくれたクラスメイトたち、ありがとうございました〜!お蔭さまでなんとか最後まで吹き終えました〜。
 今は、なんだか気が急いて、次の曲、何にしよかな〜?とか思っている。
 懇親会で、先生が「演奏の上手下手よりも、曲を通して人に何を伝えたいのか、伝えたいことが表現できたかどうか」ということを仰ったが、わたくしには人間に対して伝えたいことなどなーんにもない。今回選んだ『娘道城寺』も『越後獅子』も芝居の内容にはぜーんぜん共感していないし、単に、ノリがよくてさらりと終わりそうな曲調や、という感覚的な理由だけで、一か八かで選んだのだ・・・。他人に対するメッセージは一切無し。しかしそんなん言うたら元も子もないので、次回はせめて自分が「好きな」曲を選んで、好きという気持ちを込めて吹こうと思う。
 内心は、わたくしの自我とか欲望をできる限り削ぎ落として、自然の中に流れる風や光や色や水や大地のような、それらに感謝や畏敬の念が伝わるような、そんな演奏がしたい。死ぬまでそれに挑戦し続けよう!