京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 だれのおかげ

 力ずくで終えた笛の演奏ではあるが、なんとか途中で止まることなく、最後まで指使いを間違えずに吹けたのは、わたくしの身体と練習のおかげである。気持ちは舞い上がっていたが、ある程度の練習の積み重ねのおかげで、指が、唇が、動きを覚えこんでいてくれた。反応してくれた。有り難いことである。
 これからは単なる癖のように「反応」しているだけの演奏ではなくて、一瞬一瞬の、自然からの力を自然に「選択」しているような演奏を目指したい。自分自身の思い込みとか力に依ることを超えて、自然からのおかげさまパワーを身体と心で淡々と感じとりたい。別に途中で間違えても止まっても構わないから。