京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

祭り回想

 祭りといえば、小学校低学年の頃「(地元の)神社のお祭りの出店で、おこづかいをいくら使ったか」という調査?を担任の先生がされて、「なんでそんなこと聞くの?」と疑問を持ったことをふ、と思い出した。自分でお金の管理なんかしていなかったので、その金額は全然判らず、適当に200円とか300円とか答えておいたら、後でクラス全体のそのデータが保護者宛の通信?に載っていた。あのデータに信憑性はないぞ。
 そんなことより、この小学1,2年生のヒラヤマ学級は、先生(女性)の専門が美術だったこともあってか、学芸会やお楽しみ会に相当熱が入っていた。またクラスの仲良したちも芸達者が揃っていたのか、自分たちだけでこっそり練習を重ね、ある時のお楽しみ会では、落語の『まんじゅうこわい』を演じて、先生のド肝を抜いたことを覚えている。当時わたくしは落語話を読むのに凝っていて、『寿限無(じゅげむ)』もその時覚えた。しかしながら『まんじゅうこわい』のオチを7歳にして理解していたとは、天才的な小学2年生たちだ。後に誰も落語家にならなかったのが不思議なくらいだ。いや、それだけまんじゅうこわい寿限無もよくできた話だという証拠か。
 このような経験が発端となり、以降の学生時代は数々の学芸会、文化祭関係の行事を楽しむこととなる。今でも観るより演ることにちょっとしたあこがれがある。