京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

玉(ぎょく)

  
 輝く三玉

 大丸7階の催し会場で、お歳暮の配送受付が始まっていた。品物見本が陳列され、受付カウンターにはパソコンがずらーっと並んでいる。その光景を目にした瞬間、自分が学生時代だったか?に、この受付係りのアルバイトをしていたことを、思い出したッ!
 ただし、当時はまだコンピュータ管理されておらず、もちろんわたくしもパソコンをさわったこともなく、お客さんがもってくる商品カードの内容を手書きで注文シートに書き写して、値段や送料を書き入れて、電卓で計算して、のし紙がどーたらこーたらを尋ねて、その場で現金をもらって、、なんたらかんたらをしていた。今ではボタン一つでコンピュータが正確に早くやってしまう仕事を、当時はアルバイトの学生が、自力でお客さんを目の前にして、やりこなしていたのだ。今更ながら、凄いな、当時のわたし、と自分でもつくづく感心してしまった。当時は、別にそれが普通だったので、思い出す瞬間まではすっかり忘れ去るほど、なーんとも思っちゃいなかったが、あらためて自分で当時の自分を褒めてやりたくなった。これらの経験が全て、わたくしの玉(宝/財産)になっているのだなぁ。お蔭さまです。