また一管、今度は三本調子唄用の朗童管がわたくしのところにやって来た。な、な、なんと、いぶしで総巻の上等ものである。先生曰く「音が前だけでなくて、横にも広がる」管らしい。ちゃんと吹けば、の話だが。今のところ、指穴のピッチが広くて指さえも届かないので、横に広がる音が出せるまでには果たして何年かかるのか、気が遠くなるが、まぁ自力呼吸ができる間は息を入れる所存ですので、どうかよろしくお願い申し上げます。
ちなみにわたくしがこの管を手にした瞬間、先生は「こみちさん、落とさないでね」とアドバイスをくれた。ハイハイ、わかってますって！
