京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

仲人します

 事務所の大家さんの飼い犬、柴犬ゴン太さん(♂6才)が、わたくしとの散歩の途中、図らずもお見合いをした。先方の柴犬ポチちゃん(♀7才)も、飼い主のフランス人男性と散歩中、人間同士が川べりで彼女らの名前の由来などの立ち話をした折「実はウチの家族は、ポチに赤ちゃんを産ませてやりたいのです。」と話をもちかけられたのだ。つまり、ゴン太に父犬になってもらいたい、と。思いがけない申し出だったが、人間がその話をしていた時の二頭の様子を見ていると、ポチの方は結構ゴンを気に入ったようで、積極的な感じ。ゴン太の方は、ポチの匂いを嗅いだ後は知らん顔をしている。押してもダメなら引いてみな作戦かもしれない。しかし今後二頭の仲がどう展開していくか人間にはわからないが、二頭のコンディションのタイミングが自然に合えば、嬉しい事ですね!また散歩の途中でぜひ会いましょう!ということになった。事務所に帰って飼い主の大家さん夫妻に「実は散歩中にゴンがお見合いをして、、、どうですか?」と一連の出来事を説明すると、「それは良いお話で。ぜひこみちさんが仲人になって話を進めてください。」とゴンの血統書を出してきた。どうやら釣り書きのつもりらしい。そして「早くゴンの赤ちゃん(子犬)が見たいわ〜。」などと気の早い話をするので、「わかりました。でも何より本人同士の相性と意向が第一ですから。」とわたくしもすっかりその気になって仲人役を引き受けてしまった。よう考えてみたら、自分はお見合いさえ一回もしたこと無いくせに。