京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

サボテンの花


 何年かぶりに咲いた、サボテンの花
 そして何年かおきにみる夢を、今朝方、何年かぶりにみた。それは、簡単にいうと車を運転する夢。現実ではかれこれ30年近くペーパードライバーなのだが、夢の中では、ブレーキがない車を割とスピードをのせた状態で、障害物を上手く避けて運転している。余りにスピードがのり過ぎると多少の恐怖も感じるが、うわ、とかなんとか言いながらもハンドルを切りつつ、何時止まるかなーと夢の中で思っているうちに目が覚める。これがいつものパターン。それに比べて、今朝方の夢は少々スケールが大きかった。乗っている車が、なぜか木造の小さな一軒家なのだ。家自体が車。林の中に建つ一軒家に、初めて出会う人たち数名が集まって何か体操みたいなことをしている夜に、台風がくる。その台風に、文字通り吹けば飛ぶような木造の一軒家が丸ごと吹き飛ばされ、それが車のようなUFOのような乗り物に変化して、わたくしたち数名を乗せたまま林の中そして林道を、風に乗って走るというか、ちょっと浮いていて飛ぶような感じ。わたくしは今朝は運転しておらず、助手席らしきシートなどは無いので、運転者の横に立っており「ちょっと、ハセガワクン、なかなかやるやん!」などと運転者を囃し立てている。運転者の名前はなぜか有無をいわせない感じで、ハセガワクン、というやさ男である。夢から覚めて考えてみるに、ハセガワクンという名の友人知人はいないのだが、まぁどうでもいいだろう。そして夜が明けて辺りが白んできた林道を飛び進んでいると、何やらケーサツの検問のようなものにひっかかったのだが「ご苦労さまでーす。気をつけまーす!」と笑ってやり過ごしたところで目が覚めた。
 今年に入ってから、過去に引き戻されるような出来事が点々と起こったのだが、それらは御用済み、ということで、ふり切って風の流れに乗って進め、サボテンのように数年に一度、花が開く時が巡ってきたで、ということかな、と勝手に解釈している。完。