京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

新たな依頼

 先日来、昼休みの散歩中に立て続けに「この近くで食事できるお店ありますか?」との質問を受けた。観光シーズン中に観光地までの道を尋ねられるのは日常茶飯事なので、寺社仏閣等のいわゆる紅葉の名所はオサエていたが、新種の質問が寄せられるとは。別に全然仕事とちゃうけど、店もオサエとかなアカンな、とちょっとした使命感を抱いた。密かに、わたくしはどうでもいいことに対しては親切だと思う。
[rakuten:shin-bungukan:10106735:image] 白峯神宮では、セーラー服姿の女子中学生たちにカメラのシャッターを押すよう頼まれた。そうして渡されたのが「写ルンです」だったので思わず「うわ、懐かしいな〜」とおばちゃんらしい感想を述べてしまった。いざ写ルンですを構えたが、あまりに久しぶりの「写ルンです」ゆえ、どうやって写すのか忘れていたことに自分でも驚いた。「えーと、この穴からのぞくんやったかいな?」とか「あれ?ここ回すの?」とか色々質問しつつ、内心、ダイヤル?回してから頼みぃさと毒づきながらも、ピースサインを出してニコニコしている女子中学生たちを写ルンですに収めた。なぜか、新たな気持ちで。