京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

携帯電話を使う時

 暑気払いと帰京報告という名目で学校時代の集まりがあった。それにしても飲み会場のある四条大宮へ行くのは、20数年ぶり位ではなかろうか?もし街並みが激変していたら指定された店にたどり着けないに違いないと予測し地図を印刷していたのだが、あいにくそれを自室に置き忘れてでかけ、途方に暮れた。四条大宮の交差点自体はそれほど変化はないように見えたので、丁度目の前にあった本屋さんに入り、京都の観光ガイド本の地図を見たのだが、気が動転していたのか、地図上にその店を探し出すことができず、第一店の名前すらもうろ覚えではどーしよーもないわな、ふっ、と開き直って少し涼んだだけだった。そやけど本屋さんの中に居ては、誰かにみつけてもらうこともできひんワと我に返り、外に出て横断歩道を渡ったり交番の前を行ったりきたりして周囲をうろついてみたが、挙動不審なだけで知り合いには会えず。もう暑いしあきらめて帰ろ、と決断しかけた時に、自分が携帯電話をもっていることに気付いた。こういうピンチの時に携帯電話を使うのである。おもむろに電源を入れた。