京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

雨宝院

 西陣聖天さんの境内は、ちょっと猥雑な極楽浄土。最近、境内が広いお寺は、そのほとんどをアスファルトの駐車場にしていて、お浄土感もクソもあったもんではないが、雨宝院の狭い境内は、その全てをお堂と井戸、松の大木や四季折々に咲く木々花々で埋め尽くされている。当然、整備されたキレイさだけではなく、清濁美醜まぜこぜの時空が流れている。また隣の岩上さんも、恐ろしいいわれがある岩が祀られていて、30年前は周囲に木が生い茂り、暗くて、異界と通じている気配満々で近寄りがたかった。けど、たまに肝試しに行ってたワ〜。