京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

藤の家

 中京区のちょっと洋風の古民家。
 蜂も蜜を吸い放題で、ぶんぶんと嬉しそう。

 ところでつい最近、曽祖父の代からお世話になっていた医院が解体された。壊されていく医院家屋を見るのは耐え切れなくて、その前を通れなかった。更地になった医院跡を前にしても、真鍮のドアノブや黒光りした廊下、ぼんやり灯る外灯、座ると冷やっとする診察台など、今もありありと脳裏に甦る。しかし、胸は塞ぐ。