雲の波と山の波、波、波 冷たい波の重なりと連なりの間に沈潜して、静かにしていよう。 自分の息が小さな泡になって昇っていく。 あ、こんなに安定した呼吸なら、大丈夫。 けして流されない。いや、逆や。流れに身をまかせる。體(からだ)が知らせてくれる…
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