京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 装飾音

 今日の篠笛の稽古は、生徒の数がいつもの半分で、たったの3人だった。

 それこそねらい目やと思い、何回もやり直したり、色々と質問したりして、練習したい放題だった。
 結果、緊張がほぐれて、なおかつ厳密で微妙な部分まで稽古ができて、とても良かった。
 それに余裕も出たのか、課題曲「風の踊り」の二重奏部分を吹いてくださる先生が出す「装飾音」が、初めて耳に入った。今まで4、5回は合わせてくださっていたのに、今日、やっと・・・。
 
 自分が一曲吹くのでいっぱいいっぱいだった、というのは理解できるが、しかし、ほんまにわたくしの耳は今まで一体、何をしていたんだろうか?
 
 しかし、聴こえたからにはこっちのモンや。
 
 わたしもあのステキな、ほんとに風が舞い踊っている様が浮かぶような装飾音を出せるように、続けて稽古に励むこととする。