京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 馬の力

 監査でダメ出しされた点を修正するべく、朝一番から事務所で仕事に集中していたら「ヒヒヒヒヒ〜〜〜〜ン」という馬のいななく声が!仕事に集中していない証拠か。反射的に窓を開けて、丸太町通りを見下ろすとやはり、馬が歩いている!空荷の馬が、ひずめの音も高らかにカッポカッポと!そう、今日の京都は時代祭であった。これから出発地点の御所へ向かう列なので、和宮が乗っていない御輿とかお付きの人足たち、つまり主役無し、の列が延々続いた。早くからご苦労さま。
 期せずして朝から馬の声を耳にして気合いが入り、ワタクシもえらい馬力で職責を果たして、満ち足りた気持ちだった。夕方の空はそれはそれは美しい茜色で、馬に乗って東へ向かって走った、ら、さぞかし気持ち良かろうな、とその気になっていた。