京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 自由の瞬間

 2月23日に書いた『考えない練習』の中で「自由」についての議論が興味深かったので、具体例になるかと思い『自由をつくる 自在に生きる』森博嗣著を読んでみた。参考になった一文を記しておこう。


>>自由でいるためには、油断をしていてはいけない。いつも、何が自由なのか、と意識していることが大切だ。それはまるで、海に潜って綺麗な光景を眺めるときに似ている。「ああ、綺麗だな」と思い、上下左右どこへでも行ける、どちらへも向ける自由を感じるけれど、手足を止めてしまうと、あっという間に浮かんでしまい、海上へ引き戻される。あの、もがいているときこそが、つまり自由という瞬間なのだ。<<

 
 あれ?わりと、抽象的か。しかし抽象的な説明の中に、自分の経験の具体例を探し、あてはめるその回路やつながりの発見が面白いんだなー、それこそ、自由な行動、読書の楽しさだ!