京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 水戸の御老公様

そういえば高校生の頃は、肛門という単語を人前で口に出せなかった。
なのに生物の授業中に本読みを当てられ、そういう時に限って肛門が出てくるのだ。女子高生のわたくしにはそれを水戸の御老公様と言い換える能力もなく、立ったまま途方に暮れた。しかしあんまり長い間黙っていても、寝ぼけていると勘違いされかねないので、咳き込んだように見せかけて、肛門はとばして読み進めた。モトナガ先生は聞き流してくださった。助かりました。