京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 新幹線と飛行機の窓からの景色を比較してみる。晴れている場合に限っては、飛行機に軍配を上げようかな。
 晴れた日の飛行機の離発着前後の景色は、変化に富んでいて見ていて飽きない。日中は下界の全てがみるみるうちにけし粒のようになって、人間の身体も宇宙の粒子のほんの一粒であることが、はっきりと観える。機体が雲の上に出ると、周囲は雲ばかりで変化がなく、あんまり面白くない。ただ、下の方の雲の上にちょこんと頭を出している富士山を見下ろした時には、おおーっ、歌詞の通りやん!♪頭を雲の上に出しー♪と思わず小さく口ずさんでしまった。視点を変えると世界が変わる事を体感できる。夜は、まさに宝石を散りばめたような夜景が最高に美しい。一つつまんで、ブローチにしたくなる。いや、つかみ取りしたくなる。
 しかしそれもこれも窓側に座れた場合の話。