京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 国際会館のお手洗い

 地元のひいき目もあり、国際会館のどこもかしこも気に入ったと言えるが、とりわけ、お手洗い(トイレット)が良かった。
 人が入るとお手洗い全体に(個室ではなく)、鳥のさえずり音が響くのだ。個室に音姫なるものは設置されていないので、多分これがエチケット音としての機能も果たしているのだろう。それにしても結構ライブ感のある声で、最初はトイレの窓の外で鳥がさえずっているのか、と思って探したくらいだ。そしていつ入っても、美しさが保たれている。決して最新式の設備がついているわけではなく、ウォシュレットもないし、流すのもまだレバーで手動だし、タンクは大きいし、便座も便器のフタも手動で上げ下げが必要で、とにかく旧式なのだが(ただし、洋式のみで和式は無い)、よく手入れがされている。お蔭で思いがけない自動に驚くことなく、安心して落ち着いて用が足せて、旧式の人間にはぴったりフィットするお手洗いだった。
  それが証拠に、初日は館内で仕事中に2回も大きなお便りを出すことができた。
 ビロウなオチで申し訳ないが、これが一番言いたかった事である。
 
 きれいなステンドグラスでも見て気を取り直してください。