京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 日本語の習得

 小学生になってからかなりの距離を歩けるようになり、わたくしのハードな散歩にもついて来るようになったチビ。もうすぐ7歳。
 歩きながら、御所の休憩所で大好きなカレーうどんを食べさせてもらえる策を内心練っているようで、今回は「御所の、桶(おけ)、見に行こか」と提案してくる。「桶?そんなんどこにあった?」と言いながらついて行くと、見えてきたのは「井戸」だった。
 「オケ、ちゃう、イド、やで」と教えると「あー、そうか、イド、か。ところでお腹すいたな」とかなんとか、うまいこと「ところで」などを使い、話をどんどんとカレーうどん方面へ進めていく。こっちはチビが「井戸」という単語をちゃんと覚えたのかどうか気が気でないが、彼女の頭はもはやカレーうどんのことでいっぱい。
 走って休憩所を目指し、中に入る前からダウンジャケットを脱ぐ。「寒ないんか?」ときくと「さむない。むしろ、暑い」。、、「むしろ」て、、、。わたくしがそんな接続語使うようになったん、高等教育を受けてからやで。
 そんなこんなで、子どもの前では言葉遣いに気をつけようとあらためて思った。


 写真は御所の東側にある、おかき屋さんのフリーカフェにて。フリーカフェとはその名の通りドリンクバー、おかきバーともに無料の喫茶店。今回初めて入ってみると、なぜかおかきは有料に変更されていた。一度新聞に載ったから、エライことになったのかもしれない。しかし飲み物は今も無料で、飲み物だけをもらって休憩とか読書とか談話しても良い様子だった。広くてきれいでトイレもあるし、おかき好きにはもってこい。