京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 BFの熱心さ 

 
 雪の反射で、葉牡丹もニコニコしている。


 篠笛や散歩や山を好んでやっていると、その趣味を通じてできた友人たちは年上の人が多い。その彼女ら、彼らは、若い者よりずっと行動的でタフで研究熱心だ。恥ずかしがる様子もなく・・・。
 園城三花さん(フルート奏者)のフルートと竜笛と篠笛の演奏を聴くために同行した60歳代の笛ボーイフレンド(笛友)もその一人。一緒に会場入りして、まず前から3列目のド真ん中、かぶりつきに座席をとった。園城さんの演奏が始まるや、カバンの中からおもむろに双眼鏡を取り出し、舞台上を凝視している。一体どこ見てんねんな!?と疑い、訊けば「園城さんの口元を見ている」とのこと。演奏する楽器の違いによって、唇の形を変えているかどうかが知りたかったそうだ。この、熱心さには頭が下った。そしてこの他人目を全然気にしない行動力に感心し、益々研究と練習をガンバロウと触発された。
 わたくしはといえば、園城さんの着物の着方がグズグズなことばかりが目につき、、、ほんまに一体どこ見てたんやろ?