京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 伏見人形づくり

 
 過日、京都市考古資料館で、最近出土した伏見人形の土型を使って、伏見人形作り(粘土で型抜き)をさせてもらった。
 出土した本物で、展示してある土型は、上の写真。当時の出来上がりの伏見人形を想像すると、ワクワクするぅ。さぞかし色鮮やかで、ほっくり柔らかい感じだったろう。

 実際これらを使って、わたくしが作ったのが、下の写真。
 笛を吹く虚無僧と土コマと助六に出てくるような、紫のハチマキをした男性。
 コマはウチの家の紋(丸に二つ引き)のような模様だったので、選んだ。菩提寺も伏見にあるので、伏見人形には遠い先祖からの縁(えにし)を感じるのだ。
 久しぶりに粘土を触って細かい細工をし、楽しかった〜。
 数年前、散歩部で伏見のお稲荷さんへ行った帰り、唯一現存する伏見人形窯元「丹嘉」でズラリ並ぶ人形を見せてもらったな。福々しい人形たちのお顔にホッとする。