京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

 地味な作業

 一方的に職場体験学習をさせてやろうと、中1になったフミチャンに事務所に来るよう誘ったら、母(わたくしの従妹)と妹(イオリ小2)まで連れて3人でやってきた。狭い事務室はキチキチだが、丁度650通ほど書類を発送する必要があったので、ハンコ押しから宛名シール貼り、封入、封閉じまで、3人ともにきっちり体験させてやった。これぞ社会科で習う、家内制手工業の初歩の体験ではないか。
 以前の職場の上司が、税金食いの悪名高くてつぶれた「わたしのしごと館」に研修に行った折に「あんなおいしいとこどりの体験じゃ、小学生が将来、消防士になっていきなりホース握って火事消せる、と思い込みかねん。」(映像を使ってそういう体験ができる)と心配していたが、今回はその心配は無いだろう。仕事には地味な作業や訓練も含まれるということを体験しただろう。願わくば、それをいかに早く正確にこなすよう、工夫するところにオモシロ味を感じて欲しいものだ。