京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

落とし物2

 これは長らく落としたことさえ忘れていたのだが、図書館の本、数冊。
 日頃はかっぱらい阻止と自分に対する信頼の無さから、荷物(カバン)は一つにまとめて、斜めがけか背負うことにしているのだが、この時は、本だけ別の紙袋に入れて持ち歩いていた。夜、滅多に乗らないタクシーの座席に座った時には、確か膝に本の重みを感じていたような気がするのだが、降りて歩き出したら、妙に身軽だ。タクシーから降りる時に座席の下に落ちたんや、絶対あるわ、という自信?満々で、慌てず騒がずタクシー会社の忘れ物係りへ電話をしたが、届いていないという。こうなったら何時から持っていなかったのか、ぜーんぜん思い出せない。多少酔っ払っていたせいかもしれないが、まるで異次元ポケットへ入ってしまったかのようだった。
 ちなみに図書館の本を失くした場合は、新しいのを購入して返却する決まりになっているので、自分の不注意を棚に上げて、税金の二重払いになった〜と後悔しながら、数冊、耳を揃えてお戻しした。絶版で貴重本とかになってて、古書で買うたら数万円とかになってる本とちごて助かったで、ほんま。