競馬オタク

　10年位前に、競馬オタクに講義と実戦の指導を受けたことがある。最初はオタクというほどではないと思って「競馬は趣味なんですか？」と尋ねると「いや、、、生活習慣、かな。朝、顔洗うのと同じ」だと。このフレーズを聞いて返って、好奇心が湧いてしまった。もし「小遣い稼ぎ」とかなら、引いていたかもしれない。しかし顔を洗うように毎回毎回のレースの統計を取り、そのデータを元に予想をするという活動と、当たった時の快感が、習慣化した理由らしい。もし外れて損をしても痛くない程度にしか賭けないし、固い賭け方をしたら損もすぐ取り戻せる、らしい。さすが習慣化しているだけあって、淡々としていて冷静だ。これぞ、オタクの真髄・・・？
　色々教えてもらい、一緒に淀の競馬場へ行ってレースを見、試しに馬券を買ってみたら、なんと当たり！100円が1,270円に増えた！しかしながら、これに味をしめて競馬オタクになるほどの集中力はわたくしには無く、一回きりで満足した。教えを乞うたオタクには「質問が的確やし、才能あるかも」と褒められた？のだが、この競馬に関しては経験値を上げるにとどめた。