京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

発作的散歩

 あまりに空気が冷たいので、発作的に歩いて温まりたくなり、散歩にでかけた。
 
岡崎から白川添いを下がり、細道を入りまくる。
 青連院の前が、軒並みマンションになっていたのには腰をぬかした。呆然と立ち尽くしていると、多分近所に住む年配の男性が「どこへ行かはんの?」と道に迷った観光客と間違えて尋ねてくれた。「いや、あの、どこともなく散歩してただけなんですけど・・・ここ、全部マンションになったんですね。もったいない〜」と感想を述べると「はぁ、何年か前になぁ。どんどん変わるなぁ」と応えてくれた。気をとり直して「おおきに」と言い、歩を進めた。
 清水寺の塔が見える、細道。

 東山通りから適当に細道を入ると、市内で空家率が最も高いという六原地区へ。ディープな京都を求めて歩いたが、ここもほんの数年の間に新しい民家が増えていた。小学校も新しいし。