京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

先輩と呼ばれて

 お経の講習会のために京都に来たから、と遠方から尋ねて来てくれるのはひじょうに嬉しいのだが、ほんの数歳しか年が違わないのに、いまだになにかというと「先輩!先輩!」と呼びかけるのは、もういい加減やめてもらいたい。こんなに立派に?肥えて、住職や副住職や部長や社長なんかをやっている、外見からしても立派な40越えたおっさん(住職の場合は、おにアクセント)に「先輩」と呼ばれる度に、アンタよりわたくしのほうが年上であることを思い出させられ、なんだか自分がこのおっさんを上回るおばさんになったような気がしてくる。いや、実際おばさんであるのは現実なのだが、心はいまだ女子大生に毛が生えたくらい、と、そういう乙女心がわからへんのだろうか?このおっさんは。次回会った時には、この乙女心について説いてやり、「先輩はやめろ」と命令してやろう。