京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

笛の長所

 昨日は古紙回収を出した以外は家から一歩も出ず、疲労回復に努めた。そして復活し、今日はまたお江戸のお囃子の稽古へ。ほんまによぅやるわ、今更何屋になる気ぃや、と自分でも思う。それにしても、笛を始めて3年半ほど経つが、先生に褒められる点は始めた当初からちっとも変わらず、全然進歩がない。その唯一褒められる点とは、「間違えても吹き直さず、知らん顔して曲に戻る」という点である。何人かで合奏し舞が入るお囃子では、特にこの点は重要とされる。この長所か短所かわからないが、まぁ本番では長所、を買われて、今回のお囃子も鉦方に任命されたのである。万一間違えて、今どこ叩いてるのかワケわからんようになった場合でも、涼しい顔と音色でチンチンチンチンとひたすら8分の1拍子をメトロノーム並みにうち続ける所存である。見物客はお獅子の舞に釘付けで、お囃子なんか聴いちゃいないのだから。にぎやかしに何か鳴ってたらええ、のである。