京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

上がる〜

 月明かりがまぶしいほど。
 お江戸のお囃子の稽古で、先生夫妻が太鼓と笛を、わたくしが鉦を担当して演奏させてもらった。いやもう、さすが、通り神楽の太鼓から、みぞおちに響く、響く。うわー、酔いそうと思いながらも鉦を演り始めたら、最初の屋台頭からカーッと体温が上がるのが自分でもよくわかった。でも妙なアガり方じゃなくて、ノってきた〜ッ、テンションあがるし〜という上がり方で、演奏後はスッキリした。わたくしは笛を吹かせても、鉦を演らせても、どうも間延びするなぁ、まぁ自称京都のおひぃさん(お姫さん)やし、しゃあないわ〜と自己評価していたのだが、先生との演奏くらいテンポアップした方がむしろ血が騒いで、意外と楽しんでついていけた。この分だとどうやらお姫さん説は、改めたほうが良さそう。確かにどうみても白塗りの十二単におすべらかしより、ねじりはちまきに腹掛け、股引の方が似合うか。動き易いし。