京都こみち日記

こみちを歩く こみちに迷う 日々のこと

リンゴにまつわる

 最近の朝食はリンゴとミカン。リンゴは梨ほど水気が無いので、その分をミカンで補っている。そのお蔭で乾燥もせず、風邪もひかないのだと思う。サンキウ。
 ちなみに人生で初めてリンゴを意識したのは、高校時代の研修旅行だったと思う。確か信州のリンゴ園に連れて行かれ「リンゴの食べ放題」を体験するという研修?があったが、いくら食欲旺盛な高校生といえども、普通はリンゴ丸ごと一個食べれば充分だろう。必死で食べても二個で満腹。つまりこの体験をもって、当時ちらほら出始めていた「食べ放題」のキャッチフレーズにホイホイ喜んで易々と食いついてはいけない、ちゃんと費用対効果を計算し、胃袋とも相談しろ、という教育を受けた、はずだ。それなのに同じ班のナスビという男子は、より美味しそうなリンゴを採るべく調子に乗ってリンゴの木の上に登り、挙句の果てにリンゴがたわわに生っている一枝を折ってしまいやがった。当時は〜してしまいやがった!などと口の悪い高校生の間でも、食べ切れないほどの量を自分の皿に盛って残したりすることは「食べ放題」のルールに反しているとの暗黙の了解があった。故に班全員で、採ってしまった(折れた枝に生っていた)リンゴは食べるしかない、との結論を出し、連帯責任を負って皆で食したのであった。もちろん、教員には内緒である。ナスビはわたくし達にアホゥなどとののしられていたが、後に京大に入ったので、実は秀才だったらしい、ことを追記しておいてやろう。